【10月9日 AFP】携帯電話端末最大手ノキア(Nokia)は2日、携帯端末で音楽を無制限に無料でダウンロードできる新サービスを16日から英国で開始すると発表した。携帯音楽配信市場をほぼ独占するアップル(Apple)の携帯電話端末「iPhone」に挑戦する。
新サービス「Comes With Music」は、同サービス対応端末の購入から1年6か月間、好みの楽曲を無制限で無料ダウンロードできる。ダウンロードした楽曲は永久保存が可能。
英国を皮切りに、ノキアがオンライン音楽配信サービスを提供しているフランス、スウェーデン、スペイン、シンガポールなどへも、順次サービスを拡大していく。
新サービスについて、ノキアのテロ・オヤンペラ(Tero Ojanpero)上級副社長は「音楽の消費形態を変えるものだ」と語る。
同時にノキアは、アップルへのさらなる挑戦として、「Comes With Music」サービスに対応した同社初のタッチスクリーン式スマートフォンを発表した。年内に台湾、スペイン、ロシア、インドネシア、インド、香港、アラブ首長国連邦(UAE)で発売を開始。2009年には、フランスと英国でも販売する。
中国、インド、中南米などの新興国市場では好業績を挙げるノキアだが、アップルの牙城である米国では、「iPod」や「iPhone」向けのオンライン音楽配信サービス「iTunes Store」の充実で、ノキアは苦戦を強いられている。
ノキアに先立ちソニー・エリクソン(Sony Ericsson)も1日、無制限の音楽ダウンロードサービスを発表しているが、同社の携帯端末「PlayNowTM」限定のサービスで、保存楽曲数も300曲に限られている。(c)AFP
・コメント
現在音楽ダウンロードサービスはipodの独占といっても過言ではないでしょう。この世界の携帯端末会社ノキアがどこまで迫れるかが興味を引きます。
PCの抱き合わせでIEを普及させたマイクロソフトのように、ハードとソフトの連携は強力な販促になります。消費者としては、便利のいいほうに傾くわけですから、競争激化は目に見えています。
指をくわえてみているよりも、ダウンロード音楽市場に、提携して参加する形を世界の各端末会社は模索していると思いますが、日本の端末会社はまだ動きを見せていません。
AUのリスモ、ソニーのMORA、ソフトバンクのS!ミュージックコネクト等がありますが、結局のところ転送ソフトごとにファイルに互換性がなく、別の転送ソフトが必要な機種に移行しにくい点や、楽曲を再生する携帯電話に対応した専用の形式に変換して転送する必要があり、手間、時間がかかる、また1曲あたりの単価がPC音楽配信より割高な場合もあるため、制限が多いです。
携帯端末は、音声通信の枠を超え、データ通信に移行しつつあります。こういった流れを作っていくのは、やはり世界のノキアなどの海外勢です。
日本市場は飽和しています。提携先を見つけて協力して、利益を共有するような仕組みを考えることが今後、日本の端末メーカー、そして通信会社に求められているのかもしれませんね。
タグ:ノキア


