読売テレビ放送(大阪市)は深夜ドラマの全編を放送直後から1週間、インターネットで無料配信する。ネット利用者の口コミ人気でドラマの視聴率を上げる狙い。深夜ドラマ視聴者はネット利用者が多く、相乗効果が大きいと見ている。ドラマのネット配信は権利処理が難しく、レギュラー番組の全編を無料配信するのは珍しい。
2009年1月15日深夜に第1話を全国放送するドラマ「リセット」を、放送直後からよみうりテレビの番組公式サイト上でストリーミング(逐次再生)方式で配信する。最終回の第14話まで本編を配信する。放送中に携帯電話で“隠れサイト”が閲覧できる企画なども盛り込み、ネット上の口コミ人気を高めたい考え。
http://it.nikkei.co.jp/pc/news/index.aspx?n=AS1D260G7%2028122008&landing=Next
・コメント
「通信と放送の融合」が以前ライブドアの社長でした堀江さんが叫んでいたことです。インターネットや携帯電話経由でのコンテンツ配信が既存のメディア・コンテンツ産業の構造変化を促すといったことです。
最近テレビ広告市場の低迷からテレビ局の番組制作費が減少する一方、インターネットによるコンテンツ配信の加速がすすんでいます。
従来、日本においてはコンテンツ流通だけではなく、コンテンツの制作においてもテレビ局の果たす役割が大きかったことが壁となっていました。視聴率収入に依存する民放からすれば、インターネットに視聴者が流れてしまっては視聴率によって決定される広告料収入が減少するといったジレンマにあったのです。
広告収入の落ち込み、視聴者がインターネット流れてしまっている現在、生き残りをかけて共存共栄の道を歩むほうが得策と踏んだようです。
コンテンツを流すテレビ局や通信業者以外にも影響が出てきています。番組制作費の減少は、コンテンツ制作者にも圧迫要因となります。独自にインターネットや携帯電話でのコンテンツの配信の仕組みも確立しつつある状況です。
コンテンツ制作者の立場からすれば、自らの収入源をテレビだけに依存しなくなり、インターネットや携帯電話で収益を上げていくことが可能になるわけです。
さらにテレビ局自身も、テレビ広告収入だけではなく、インターネットや携帯電話でのコンテンツ配信向けにいままで蓄えた番組を流す可能性も出てくると思います。
まさに堀江さんがいった放送と通信の融合がいまなされようとしています。もうすこしタイミングが後だったら、時代の寵児は、世界を股にかけていたかもしれません。
環境が許さない状況になってからしか生まれ変われないなら二番煎じ、三番煎じになることは決まりきっています。旧世代からの軋轢は次世代への足かせとなっているような気がしてなりません。
参考 読売テレビ
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